猫の家の料理レシピ 作り方を写真で説明  by shinnriko


猫のshinnrikoです。
猫は主婦です。気ままに主婦しています。
猫ですから魚釣り大好きです。
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鯛ソーメン 
夏の暑い日のご馳走。

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鯛をまるごと、縁起の良い料理です。
 鯛ソーメンは瀬戸内地方の郷土料理です。
 大きい鯛を大皿に盛って、お祝い事に出されるそうです。
 shinnrikoの家ではお昼に普通に食べます。
 だって釣り魚ですから。釣りのブログ『猫の夫婦のおさかな釣り』はこちらから見てください。
 今回は釣り場で出会った少年の為にレシピを載せました。
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鯛ソーメンの材料
【用意するもの】(2人分)
(鯛の大きさは自由です。大きければ縁起が良いのだそうです。鯛の頭のアラを使っても美味しい)
 鯛 1尾 ソーメン 4把200g 卵 2個 キュウリ 1本 
 干し椎茸 3枚(椎茸煮調味料:醤油 大さじ1 酒 大さじ1 砂糖 大さじ1 水 150cc)
 だし汁(薄口醤油 25cc 濃口醤油 25cc みりん 50cc 酒 50cc 昆布 1切れ 水 500cc)
 薬味(生姜 少々 青ネギ 少々 カボスやスダチ 少々) 
鯛の下処理
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 鯛のうろこを取ります。
(今回は釣り魚ですので、釣り場でエラは取りました)
 腹の部分に包丁を入れ、内臓を取り出します。
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 魚を煮る時には、表面に包丁目を入れますが、今回の料理は縁起物の為切れ目は入れません。目立たないように楊枝で数箇所小さな穴を開けます。  皮の表面に振り塩をして、15分ほどおきます。アミなどの上に置き、水分を下に落とします。
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 鯛に傷をつけないように、ザルに入れて、沸騰したお湯につけます。さっと色が変わる程度(長くはつけません)  その後、氷水につけて締めます。
鯛を煮ます
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 鍋に水を入れ昆布を入れます。沸騰したら、昆布は取り出します。  分量の調味料を昆布のだし汁の鍋に入れます。
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 茹でる途中の写真が撮れていませんでした。
 この写真は前回、身だけを煮て鯛ソーメンにしたものです。普段食べるならこれでも良いと思います。
 鯛は短時間で煮るのが柔らかさのコツ!
 だし汁を沸騰させてから、そっと鯛を入れます。中火で5分煮ます。大きい鯛なら、時間を増やしてください。煮あがったら、鍋ごと氷水に浸けて冷まします。 
付け合せの具を用意します
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 干し椎茸をもどします。時間がない時には、電子レンジで3分ほどでもどせます。  椎茸を細く切り、椎茸煮の調味料を入れ、煮含めます。
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 錦糸卵を作ります。卵2個を割りほぐします。
 フライパンを熱し、油を入れてから、油を全部拭き取ります。
 卵液を全部流しいれ、フライパンに付かない余分な卵液をボールに返します。薄い卵焼きができます。
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 中火くらいでさっさと焼きます。  何枚か焼けたらくるくると巻いておきます。
 その方が切りやすいです。
 右端から細く切ります。
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 キュウリは千切りにします。夏なのでキュウリにしましたが、他の野菜でも、ワカメなどでも良いです。   薬味を用意します。今回は小ネギ、生姜、カボスです(shinnrikoは現在大分に住んでいますから)。
ソーメンを煮ます
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 ソーメンはやっぱり、コレが美味しいです。  ソーメンは固めに茹でます。
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 茹で上がったら、冷水ですばやくすすぎ、手で揉むように麺を洗います。  皿に茹で上がったソーメンを盛り付けます。波のイメージで盛り付けますが、麺を小分けにして並べれば、そんな感じ?
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 皿に盛り付けます。
 盛り付けたら、鯛の上から鯛を煮た出汁をかけます。
 食べるときには、出汁を小鉢に入れ、薬味を入れてつけ汁にします。
 鯛の身をほぐして、ソーメンと一緒にいただきます。
 鯛の繊細な出し汁はソーメンにピッタリです。カツオのだし汁よりももっと柔らかな味がします。
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【猫の知ったかぶり薀蓄33】
 鯛ソーメンは祝宴料理、メデタイのだ

 茹でたソーメンの上に鯛がドーンとのっかっている。
 いかにも贅沢な料理です。
 瀬戸内の愛媛、広島、岡山や九州などでの郷土料理であり、
おめでたい席で出される祝宴料理だということです。
 もともとは、この豪快な盛り方から想像できるように、漁師料理だったということですが、そこは『メデ鯛』好きの日本人。
 「鯛と細いソーメンをかけて、細く長くめでたい」と意味付けしてしまった。
 「鯛と麺から、鯛麺→対面と、両家の親族が、めでたく対面」とまたもや意味付けた。
 なので、「切った張ったはタブー」ということで、魚の身には切れ目を入れない地方が多いとか。
 
 春の『ノッコミ鯛』=『さくら鯛』の時期が過ぎ去り、夏の少々脂が乗っていないであろう鯛をあっさりとソーメンでいただくという、まったく理にかなった料理では?
 それでも瀬戸内の鯛は夏でも脂が乗っているということらしいのですが・・・。
 鯛のよく捕れる地方の、本当に贅沢な食べ方の料理です。


【猫のひとことコラム20】
 大在埠頭海辺で出会った少年
 
 海辺で出会った少年の話をしたいと思います。
 
 shinnrikoはの竿には何故かいつもボラがかかる。
 招かれざる客なのだが、ボラを釣り上げる時のエキサイトな引きはいつも爽快だ。

 ボラをタモですくいあげていると、大物の気配がするのか、周りで釣りをしている人はみんな寄ってくる。
 「ボラですよ」「ボラですよ」とまるで、交通整理をしているみたいにお伝えすると、皆さん早々に引き上げられるのですが、最後まで行く末を見守る少年がひとり。
 「まさか・・・ボラ、いるの?」と聞いてみると、こっくりと頷く。
 「そやけど、お父さんもお母さんも、ボラなんていらへんて言わはるよ」
 少年は「いいの、いいの」とにっこりと可愛い笑顔で言うものだから、「どうぞ」と言うと、やすやすとボラを片手で握り、持って行った。

 お父さんと少年二人で大在埠頭に釣りに来ているようです。
 何メーターか先の彼らのいる場所では、お父さんは車の中でたぶんお昼寝中。
 子ども達二人はバケツを囲み、何やらしています。
 バケツに入れたボラの観察でもしているのだろうかと、何とはなく思ったものの、shinnrikoは自分の釣りに夢中になっていると、先ほどの少年が、何やら掴んでやってきます。

 「見て!!」というので手元を見ると、ボラの切り身。
 頭も内臓もきれいに取り去り、薄ピンク色の美しい身になっています。
 「驚いた~。君ら二人でお魚おろしたん?」と聞くと「そー」と短く答える。
 そんなことができる子どもがいるのか・・・。と改めて驚く。
 
 興味を持ったshinnrikoは二人としばらくの間、おしゃべりを楽しむことに決めた。
 少年二人は兄弟だという。
 先ほどボラを持ち去った少年は弟。
 大在埠頭に太刀魚釣りをしに来たと言っていた。
 彼らの役目は、太刀魚釣りの生き餌にするゼンゴ(小鯵)を釣ること。
 二人はshinnrikoの横にやってきて、彼らに合った短い竿を出し始めた。
 五目釣りを始めた兄もshinnrikoに興味を持ったらしい。
 「おばちゃん、どこからきたん?」
 「どこからって、別府やで」
 「ここと違う。言葉が違うもん」
 「エッ判るの?」
 関西弁の変な標準語なまりのshinnrikoの言葉をよくぞ見破ったり。
 
 「おばちゃんらが釣ったチヌをよかったら持って帰ってくれる?ただ鯛を一枚だけおいといてね、鯛ソーメンにするさかいに」
 と言うと彼らは“鯛ソーメン”に関心をもった。
 さかんに作り方を聞いてくる。
 「君ら、料理もできるの?」
 「ウン、できる」
 そりゃ、そうだ。ボラをあんなに見事にさばけるのだから、作り方さえ判ったら、やりこなすことくらい簡単だろう。

 shinnrikoは小学生の塾講師をしていた時期もあって、いろいろな子ども達と接する機会があった。
 しかしながら、ボラをさばけるとか、料理をレシピを聞いて作れると言った子ども達とは初めて出会った。
 我が家の息子のXAMP君も自然を相手にしたフィールドで育った、と思う。
 が、この子たちのようではなかった。
 将来が楽しみな子らだ。たくましく成長してほしい。と僭越ながら思う。
 
 少年らが今は作らなくても、いつかは作れるように、レシピを残しておこうと思ってここに掲載しました。

 


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